A ウソをつかないで
B ウソつきにならないで
どちらの表現がより効果が強いのか?
こんなことを調べた研究があります。
『脳はなにげに不公平』
池谷裕二著、朝日新聞出版
この書籍に
最新研究論文を元にした記述があり
ここに「やせる秘密」
のヒントがありましたので
内容を引用しつつ、ご紹介します。
「・・・犯罪者はなぜ
犯罪を犯すのでしょうか。
・・・この時の心理は
「本来の自分は善良なのだが、
今回ばかりは特別だ」
と心に蓋をしている状況です」
「「本当の人格」と「実際の行動」
は別物であるとして
犯罪に走る自分を
心理的な安全圏に
避難させるわけです。」
先ほどのABを、
ダイエットに置き換えてみます。
A 筋トレをサボっちゃダメ!
B 筋トレをサボるような人になっちゃダメ!
Aは
実際の行動に対する否定で、
Bは
人格に対する否定です。
Aは人格は否定していないので、
本当はデキる人間なのだけど、
今だけはちょっとオマケして・・・
という言い訳、甘えが許されてしまいます。
Bは人格を否定されるので
ショックが大きい気がしますよね。
つまり、人格・あり方
に働きかけることで、
より心を動かし、
行動を変えやすいと言えます。
見方を変えると、
行動を変えるには、
まずは
「人格・あり方を変える覚悟」
が必要だ、と言えるかもしれません。
筋トレを継続したければ、
自分に向けて誓う言葉としては、
A 週2回、筋トレをしよう!
よりも、
B 週2回、筋トレをする人間になろう!
の方が効果的、と言えます。
逆に、人格・あり方を変える覚悟なしに
行動を変え、新しい習慣を身につけるのは
難しいでしょう。
いつでも素敵なボディラインを維持し、
または、快適な身体を維持し
行きたい時にどこでも行ける
そんな素敵な身体を手に入れるには、
素敵な身体を
私は自分でケアしながら
自分で維持する
そんな人間に、私はなる!
と決意するだけです。
決意は一瞬でできますね。
変わりたい人は、
今決意し、変わりましょう!
ちなみに冒頭の、
A ウソをつかないで
B ウソつきにならないで
どちらの表現がより効果が強いのか?
もちろん答えはBです。
紹介した書籍の著者、池谷裕二さんは
専門分野の難しい脳の話を
わかりやすく解説する本を
ユーモアと優しさを交えて、
多数書いておられます。
とってもオススメ!
ご興味ありましたら是非一度!
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