前回
「ギックリ腰で安静にすると・・・」
という話を書きましたが、
同様に
「ギックリ腰の時には冷やした方が良いですか?」
という質問もよく受けます。
冷やすか、温めるか。
一般的には
ケガや外傷などの急性期には冷やす
慢性痛やコリの場合には温める、
と言われます。
ではギックリ腰はどうでしょう?
以前、あるインストラクターさんからお聞きした話を紹介します。
その方もかなり著名な方ですが、
さらに日本で最前線を走る
お医者さんやトレーナーさんなどが
一堂に集まる会議の期間中に
ギックリ腰になったそうです!
周りの先生達は
普段から腰痛などの治療に携わっている方ばかり。
さて、アドバイスは
「冷やせ」か「温めろ」か、
どちらだったと思いますか?
何と答えは
意見が真っ二つ!
だったそうです。
もう誰の顔を立てれば良いか
途方にくれたそうですが(笑)
それだけギックリ腰や
腰痛に関する考え方や
治療にあたっての理論には
確立されたものがないのだと感じます。
冷やしても、
その後、冷やすのをやめた時には
収縮した血管が拡張し、
冷やす前よりも血流が良くなるので、
結局は冷やしても温めても効果は同じ
という先生もいます。
背骨コンディショニングの考え方から
冷やすか、温めるか、を考えますと
僕は圧倒的に「温める」をオススメしています。
前回お伝えしたように
ギックリ腰は急激に仙骨や腰椎が歪み、
そこから伸びる神経が急激に引っ張られ、
その結果神経自体も拘縮し、
神経の通り道にある筋肉も拘縮します。
温めた方が神経が緩みますし、
一緒に拘縮した筋肉も緩むので
関節を動かしやすくなります。
少しでも動かせるようになれば
緩め体操や
自分で矯正する体操ができるようになるので
その体操でまた少し楽になります。
炎症を抑えるために冷やすというメリットよりも
上記の通り、長い目で見ると
緩めて、骨の位置を早く矯正した方が、
結果的に回復が早い気がします。
人間の身体のことはまだまだ謎も多く、
必ずしも全てのギックリ腰に
当てはまらないかもしれませんが
一つ言えるのは、
普段から緩め体操や筋トレをしているだけで
ギックリ腰になりづらく、
回復がとても早くなりということ。
やはり普段からのケアで
いざという時に大きくさが出る、
ということです。
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