こんなに固くても効果が出るの？

運動会や部活動の大会で

「全力で」

「頑張れ」

という声かけは一般的ですが

どんなに全力で頑張っても

結局はタイムや順位以外の評価はありません。

ところが

アメリカのシカゴでは

体育の授業で

心拍数を測定しながら

ランニングをさせる学校があるそうです。

評価の基準が

「どれだけ速く走れたか」

ではなく

それぞれがどれだけ

「頑張った」

かどうかなのです。

最大酸素摂取量

（持久力の基準となる指標）

が高い人は

それほど心拍数を上げずに

速いスピードで長い距離を走ることができます。

これでは

良いタイムでゴールしても

本人が限界ギリギリまで

「頑張った」

かどうかはわかりません。

しかし

心拍数を測れば

走っている間

本当に限界ギリギリまで

頑張っているのか

それとも途中手を

抜いているのか

一目瞭然です。

この学校では

どんなに速く走れても

設定された目標心拍数まで

達していなければ

手を抜いていたとみなされます。

逆にどんなに遅くても

設定された目標心拍数を

クリアしていれば

「頑張った」と評価が上がります。

ちなみにこれは

心肺機能を高める

トレーニングの話。

もし

運動中どれだけ

「気持ち良いと感じるか」

を測る指標があるならば

僕なら

背骨コンディショニングの

体操教室で

絶対採用すると思います。

背骨コンディショニングのゆるめ運動は

いかに

「気持ち良い」

と思えるか

が効果の鍵。

運動＝辛ければ辛いほど効果的！

の図式は

心肺機能や筋力を

高める場合に限られます。

＊もちろん辛すぎる運動は逆効果！

ゆるめ運動は

「気持ち良い」

→リラックス

→筋肉・神経が弛緩

→さらに良く伸びる

なので、

どんなに柔らかく

大きく動かせていても

「気持ちいい」

と感じていなければ

ゆるめ体操の効果は半減。

逆に

どんなに小さな動きしかできなくても

「気持ちいい」

と感じられれば

そのうち効果が出て

自然と大きな動きになってくるはずです。

私は

こんなに身体が固くて

少ししか動かせない。

周りのみんなと比べると

アレもコレも

全然できていない

と落ち込まれる方もいます。

例えば

足の裏にタオルをかけて

太ももの後ろ側を伸ばす

「坐骨神経ストレッチ」

という体操があります。

90度以上足が

楽々上がる人もいれば

30～45度くらいで

イテテという人もいます。

でも、

「気持ちいい」

と感じられていれば

それで良いんです！

大きく足を上げられる

隣のあの人は

もしかしたら

気持ち良い

と感じていないかもしれません。

もし

「気持ち良さセンサー」

をつけていれば

全然足を上げられなくても

あなたが

評価されることでしょう。

皆さんは

体操をしている時

どんな風に感じながら

行っているでしょうか？

ぜひ

今日はいつもより

「気持ちよさ」

を意識して

ゆるめ体操をやってみてください！

参考文献：

『脳を鍛えるには運動しかない』2008. Johm J. Retey, M.D. and Eric Hagerman

＊このブログは

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