東京はスギ花粉もひと段落、
夏に向かってのカウントダウンが始まっています。
この時期に必ず聞かれる質問の一つに
「どうすればやせますか?」
というものがあります。
キツい運動ほどたくさんエネルギーを消費する
運動をすると
ハアハアゼイゼイ
息が上がります。
呼吸と心臓が速く動くのは
「筋肉」がたくさんの酸素を
必要としているから。
そこから
運動のキツさは
どのくらいの酸素を消費しているか?
の量で測られます。
当然ですが
■キツい運動
=ハアハアゼイゼイする運動
=たくさんエネルギーを消費する運動
■楽な運動
=あまりハアハアゼイゼイしない運動
=あまりエネルギーを消費しない運動
これは
下の表を見てもわかります。
*Substrate metabolism during different exercise intensities in endurance-trained women
J. A. Romijn et al. 2000
これは
異なる強度の運動中に利用される
エネルギー源の比率を表したもの。
横軸一番下の
25%→65%→85%と右側ほど
運動がキツくなることを表しています。
縦軸は
体重1kgあたり、1分間の消費エネルギー量。
25%の緩い運動に比べ
85%のキツい運動の方が
エネルギーを3倍
消費しているのがわかります。
キツい運動では「糖質」が使われる
キツい85%の運動に
使われるエネルギーの中身を見ると…
一番多く使われているのが
muscle glycogen:筋グリコーゲン
つまり
「脂肪」ではなく
「糖質」が
キツい運動中はメインで使われています。
脂肪は…
muscle triglycerides:筋内中性脂肪
plasma FFA:血中脂肪酸
の部分なので、
65%に比べるとどちらも下がっています。
血中脂肪酸は
25%よりもむしろ消費量が少ないという結果に!
脂肪を一番燃焼する65%の運動とは?
こう見ると
脂肪の燃焼量が一番多いのは
65%の運動だということがわかります。
問題はそれがどんな運動か?
ということですね。
■100%の運動=これ以上無理!
という位キツい運動
■0%の運動=何もしていない安静の状態
■65%の運動=
ざっくり言うと…
軽くハアハアゼイゼイするけれど
2~30分は続けられるキツさの運動
です。
通常は
かなりの早歩きか
トコトコ走り位の
キツさになるかと思います。
脂肪自体は
激しすぎない運動の方が
たくさん燃えるんですね!
正確に心拍数でチェックする方法は
以前のブログに書いてありますので
参考になさってください。
やせるには食事が不可欠!
最後に1点
運動で消費できるエネルギーは
意外と少ないもの。
本当にやせるには
食事の見直しが不可欠です。
極端な話、
1日中座っていても
食事量が少なければやせるのです!
あれ?
結論が
「運動しなくてもやせる」
ってなっちゃいましたが…(笑)
いやいや!
運動の効果は
やせる
だけじゃないです!
長くなったので
この話はまた今度…
【今日のまとめ】
脂肪を燃焼するには
かなりの早歩きか
トコトコ走り位の
キツさで運動する!
です。
夏に向けて今からスタートすれば
身体は変わります!
コツコツ取り組んで行きましょう♪
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