一時期販売制限がかかっていた仙骨枕ですが
やっと通常通り購入できるようになりました。
そこで今回は改めて
仙骨枕の「強み」と「弱点」
について語ります!
本日の目次
■仙骨枕ができる前は
■背骨は後ろにズレやすい
■後ろにズレると神経が牽引される
■その他の歪みパターン
■仙骨枕の【弱点】は…
■【効果】のポイントは!
今やアスリートにもご愛用いただいている仙骨枕。
現在は背骨コンディショニング協会で製造・販売していますが、宝島社さんよりMOOK本のおまけとして発売されていました。
それが2016年の話。
オファーがあった当時、協会の理事をやっておりましたので企画・制作まで関わらせていただく貴重な経験をさせていただきました。
ここはこんな形で…
ここをへこませて…
こっちはカーブさせて…
当時の伊藤昌浩理事と日野理事長と
あれやこれやアイディアを出しながら
楽しく作ったのですが、
仙骨枕ができる前はどうしていたかご存知ですか?
そう!
タオルをクルッと丸めれば
即席仙骨枕の完成です!
えっ!?
そんなんでいいの?
と思われた方もいるかもしれません。
一度仙骨枕を使い始めると
もうやめられませんが(笑)
基本的にはタオルでも効果は同じ。
なぜなら…
今日の本題はここから。
仙骨枕って結局何をしているのか?
というと…単純な話、
背骨を後ろから押しているんです。
なぜ後ろから押すの?
と言うと、
それは
背骨は後ろにズレやすい
からです!
これらは全て
仙骨・腰椎が後ろにズレやすい姿勢!
本当に日常でありふれた姿勢だからこそこまめに元の位置へ矯正する必要があるのです。
さて、ここで問題です。
仙骨・腰椎が後ろにズレると
何が悪いのでしょうか?
上の図は
仙骨・腰椎を左側から見た絵です。
斜め下に伸びるオレンジの線が「神経」
右の図は、
仙骨・腰椎が後ろにズレたために
神経がピンと強く牽引されています。
このようにハリがキツくなると
足の先まで伸びる神経全体も
過緊張を起こし、
などなどの症状の原因になると
背骨コンディショニングでは考えています。
(神経牽引理論)
なので
背骨を後ろから押すだけで
神経のハリが緩む分だけ
楽になる、と言うことなのです。
つまり
押せば良いので
ぶっちゃけタオルでもOK
と言うことなのですね。
ただ、
背骨の歪み方は後ろのズレだけではありませんん。
例えば上の図では
仙骨が明らかに左に傾き
右に伸びる神経が強く引っ張られています。
我々は「斜転」と呼びますが
症状に左右差が出る場合
こうした歪み方をしているケースが多いです。
他にも
横にズレたり
ねじれたり
様々なパターンがあります。
勘の鋭い方ならお分かりかと思いますが、
仙骨枕には弱点があります。
それは、
後ろのズレ
以外のズレ方には対応できない
と言うことです。
先ほどのように
仙骨の斜転が
腰痛や坐骨神経痛の
一番の原因である場合は
仙骨枕にいくら乗っても
症状があまり改善しない
と言うケースがあります。
また、
などは
効果を感じる事ができないかもしれません。
しかし!
どんな場合にも対処法はあります!
効果を感じにくい場合は
一度お近くのインストラクターに
運動メニューの相談をされると
良いかもしれませんね!
とは言え、
後ろへのズレ
は歪みの中でも最も起こりやすく
症状を引き起こしやすいズレ方です。
多少傾いていたり
多少ねじれていても
後ろのズレが矯正されれば
症状がかなり改善します。
なので、
大事なことは
まず後ろのズレを治す!
と言うこと。
そのために
できれば毎日
仙骨枕に乗る!
と言うこと。
ただ仙骨枕を当てる位置が
ズレていては
いくら乗っても
もちろん効果はありません。
なので、
仙骨枕を当てる場所だけは
しっかり確認していただきたいです。
もし、あやふやなまま
仙骨枕を使っている方がいたなら…
ぜひ一度しっかり
チェックしてもらってください。
仙骨枕の効果を
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